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流行時期を過ぎてからのインフルエンザ感染

インフルエンザが猛威を振るう12月から2月いっぱいまでの寒くて乾燥する時期が終わり、そろそろ春の訪れを感じる3月下旬ごろのことでした。風邪をひいたのか38℃ほどの熱が出て、声も枯れていたため、私は内科ではなく耳鼻咽喉科を受診することにしたのです。熱があるため待合室ではなく別の場所に案内されましたが、待合室には多くの人が花粉症で来院していました。しばらく待っていると先生が来られて、一応インフルエンザの検査をしますと言われました。しかし熱はあるもののそれほどしんどくもなく、体の痛みや頭痛もなかったのできっと異常なしだろうと思っていたのです。ところがしばらくして戻ってきた先生は開口一番インフルエンザですと断言し、すっかり驚いてしまいました。先生はリレンザの飲み方を説明してくれましたが、肺活量が弱いのかなかなか吸い込めず苦労したのを覚えています。しかも吐き気にも悩まされ、タミフルだったらよかったのにと思いました。でも一番ばつの悪い思いをしたのは季節外れにインフルエンザにかかり、仕事を休むことを伝える電話をするときでした。

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